レオパード・クテノポマの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【のんびり屋さん】

派手な豹柄とは対象的に、ゆったりとした泳ぎと意外と臆病な一面もあるレオパード・クテノポマ。熱帯魚では珍しい豹柄模様を持ち、丈夫で飼育もしやすい為、非常に人気のある種類です。

そんなレオパード・クテノポマの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

レオパード・クテノポマ

学名:Ctenopoma acutirostre(※流通名で記載する場合があります)

アフリカ原産のクテノポマの一種で、クテノポマ界の中ではメジャーな種類です。その名の通りレオパード(豹)のような黄色い体色に入る黒いスポット模様が特徴的で、幼魚の時は体色が白地ですが、徐々に黄色になっていき、豹柄へと変化していきます。

体長(サイズ)

約15~20cm

グラミーのような形をしており、目はとても大きく愛嬌があります。ショップなどで売られているのは5cm前後の小さいサイズが多いですが、成魚になると20cm前後にまで成長するため、90cm以上の大きな水槽で飼育してあげるのがオススメです。

寿命

約10年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。20年以上生きたという報告もあります。

特徴

肉食性が強く生き餌を好んで食べる為、小魚との混泳には要注意

レオパード・クテノポマは肉食性が強く、口が大きいので小型の魚を食べてしまいます。成魚になると20cm前後とかなり大きくなる為、混泳させるなら同サイズで揃える事をオススメします。また、成長するに従い気性が荒くなる傾向があり、同種間での小競り合いも激しくなるので隠れ家となる流木や水草を多く設置してあげるといいでしょう。

そして派手は見た目とは裏腹に、普段は物陰に隠れてじっとしている事が多い魚です。というのも、水中で垂直になり枯れ葉に擬態して小魚などを捕食する性質からきているもので、水の流れの弱い鬱蒼とした所にいるのが好きな熱帯魚なのです。

また、水面から飛び出す事もある為、蓋(フタ)をしておくと安心です。

水温・水質(pH)

26℃前後・弱酸性~中性(pH5.5~7)

レオパード・クテノポマは混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。

水質は弱酸性~中性のこなれた水を好みます。水換えをする際は新しい水を一度に大量に入れるよりも、短い期間で少しずつ水換えをする方が安定します。

丈夫な種類とは言え、導入時の水質の変化には敏感ですので水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

生き餌

基本的には冷凍赤虫などの生き餌をメインで与えるようにしましょう。幼魚の頃からクランブル状やスティック状の人工飼料に慣れさせておくと食べることがありますが、根本的に人工飼料はあまり好まないようです。

サイズの小さな種類を混泳させると食べられてしまう事がある為、注意して下さい。

繁殖

繁殖は難しい

レオパード・クテノポマの繁殖は難しく、繁殖の成功例もほとんど聞きません。

繁殖に挑戦するなら、グラミーなどと同様に泡を吐き出して泡巣を作る「バブルネストビルダー」として知られているので、浮草などを多めに入れてあげるといいでしょう。オス・メスの判別は、エラ蓋の上部に突起がある個体がオス、突起がない個体がメス、と言われています。オスとメスを複数匹入れてあげると確率が高まるでしょう。

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