コリドラス・ピグミーの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【小さい(チビ)コリドラス】

水槽底面で泳ぐ姿が可愛く愛好家の多いコリドラス。こちらのコリドラス・ピグミーは、そんなコリドラスの中でも特に小さいサイズで、成魚でも3cm程度と非常にキュートなサイズです。「チビコリ」の愛称でとても人気の高い種類です。

そんなコリドラス・ピグミーの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

コリドラス・ピグミー

学名:Corydoras pygmaeus(※流通名で記載する場合があります)

ブラジルはマディラ川やシパラナ川およびペルーが原産のコリドラスです。「コリドラス・ハブロースス」や「コリドラス・ハステータス」などと共にチビコリとして人気の種類です。

体長(サイズ)

約3cm

チビコリというだけあって最大でも3cm程度にしかならず小型水槽でも飼育が可能です。ボディにはしっかりとした黒いラインが入り、その美しさからも人気の高い種類です。

寿命

約1~2年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

飼育は容易・群泳するので複数匹で飼育をするのがオススメ

コリドラスは主に水底を泳ぎ、砂や小石などをほじくり微生物などを食べる底棲魚です。その為、底床はソイルより、粒の細かい砂の方がいいでしょう。コリドラス・ピグミーも例に漏れず、他の魚が食べ残した餌なども食べてくれる「水底の掃除屋」としても有名です。ただ、サイズが小さいため他のコリドラスのような掃除屋っぷりはあまり期待しないで下さい。

性格は温和で多種との混泳も可能です。またコリドラスの多くは臆病な面もありますので、複数匹で飼育をし、流木や石、水草など隠れ家となる場所を用意してあげるとストレスなく過ごしてくれます。

遊泳性の高い一面を見せ、10匹程度と多めに導入すると良く群れて泳いでくれます。

コリドラスは水槽底面を泳ぐため、どうしても水が汚れやすくなります。十分なろ過や適度な水替えなどが大事です。

水温・水質(pH)

22~26℃・弱酸性から中性(pH5.5~7.0

コリドラス・ピグミーはやや低めの水温を好みますが、混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。

夏場などで水温が高くなる環境で飼育している場合は、水温が上がり過ぎないよう注意が必要です。

水質は弱酸性~中性あたりであれば問題ないでしょう。幼魚のときは特に水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・糸ミミズなど

コリドラス種専用の人工飼料なども販売されており、その多くは沈下性(水にすぐに沈むもの)です。

これは水底に住むコリドラス達にも餌を行き渡らせる為で、コリドラスは往々にして大食漢ですので空腹で弱らないようにしてあげて下さい。

赤虫などの生餌も喜んで食べますが、チビコリにはサイズが大きすぎる場合もありますので、餌をある程度細かくするか、糸ミミズなどを与えましょう。

繁殖

オス・メス複数で飼育し、餌を十分に与える

コリドラス・ピグミーは水槽内での繁殖も可能です。

メスはオスよりも大きく体がふっくらしている個体が多く、胸ビレが丸みを帯びてきます。

オスはメスよりも小さく体が細身です。

繁殖を狙うならオス5匹・メス3匹以上の複数で飼育した方がいいでしょう。

若い個体・餌をしっかりと食べる個体が繁殖の可能性があります。

メスをオスが追いかけるような仕草を見せたら産卵を促す為、水替えなどでphや水温に変化を与えます。

産卵時にはTポジションという特徴的な動作が見られ、粘着性のある卵を産み付けます。

卵ごと隔離し酸素をしっかりと供給する為エアレーションを行ってください。孵化した稚魚にはヨークサック、栄養満点のブラインシュリンプがオススメです。

その他の似た種類

コリドラス・ハブロースス

「チビコリ」の代表的な種類のひとつ。

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コリドラス・パンダ

パンダのような白黒模様が人気のコリドラスの代表的な種類。

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コリドラス・ステルバイ

黒地の体に白のスポット模様が入る種類。オレンジの胸ビレが特徴的。

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