ボルネオ・プレコの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【小型で可愛いプレコ】

ボルネオ・プレコは、プレコという名前がついていますが実はコイの仲間として知られています。ヒラヒラとしたヒレを揺らしながら、プレコのように水槽壁面などに張り付きコケなどを食べる為、ちょっと変わったコケ取り生体として活躍が期待できます。

そんなボルネオ・プレコの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

ボルネオ・プレコ

学名:Gastromyzon punctulatus(※流通名で記載する場合があります)

インドネシアのボルネオが原産のボルネオ・プレコ。プレコのように水槽壁面や流木などに張り付き藻などを食べますが、実はコイの仲間として知られており、学名もあまり定かではない種類です。

体長(サイズ)

約5~7cm

ボルネオ・プレコの名で流通するものの中には様々な模様のものが見られますが、本種は茶褐色の体色に白いスポット模様を持ちます。サイズも大型サイズが多い他のプレコと比べても小型なので飼育は容易な種類です。

寿命

約5年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。環境が良ければ5年以上生きる事もザラにあり、長生きする魚だということを知っておきましょう。

特徴

しっかりとろ過の効いた、酸素が溶け込んだ環境で飼育しよう

草食性が強い為、水槽壁面などのコケを好んで食べます。とは言え水槽内のコケがなくなってしまうと食べるものが無くなってしまう為、早めに人工飼料に慣れさせた方がいいでしょう。人工飼料は食べやすいよう沈下性(水に沈みやすい)の餌を与えましょう。

同種間で小競り合いがありますが、さほど問題になりません。口が下向きについており、他の魚を捕食する事もないので他種との混泳も問題ありません。

本種は渓流域に住む種類の為、たっぷりと酸素が溶け込み、亜硝酸塩や硝酸塩が少ない環境が理想です。フィルターで強めの水流を与え、ろ過をしっかりとし、エアレーションなどで溶存酸素を増やしてあげましょう。

ひとつ注意点としては、水流に逆らい水槽から飛び出してしまう可能性があります。飛び出し事故を防ぐためにも、水槽には蓋(フタ)をしておきましょう。

水温・水質(pH)

22~26℃・弱酸性から中性(pH5.5~7.0

ボルネオ・プレコはやや低めの水温を好みますが、混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。ただ高水温には弱いため、夏場などで水温が高くなる環境で飼育している場合は、水温が上がり過ぎないよう注意が必要です。

水槽導入時の水質変化には敏感で、白点病に罹りやすい傾向にあります。点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。また、水換え時の水質変化にも注意です。水換えをする際は新しい水を一度に大量に入れるよりも、短い期間で少しずつ水換えをする方が安定します。

餌(エサ)

人工飼料など

プレコ種専用の人工飼料なども販売されており、その多くは沈下性(水にすぐに沈むもの)です。

これは水底に住むプレコ達にも餌を行き渡らせる為で、プレコは往々にして大食漢ですので空腹で弱らないようにしてあげて下さい。

繁殖

国内では繁殖例が確立されていない

海外では繁殖例が知られていますが、国内では繁殖例も少なく、具体的な方法も確立されいません。

その他の似た種類

セルフィン・プレコ

コケ取り生体として活躍が期待できる種類。50cm程度とかなり大きく迫力のある姿が魅力。

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黒いボディに白い斑点模様が美しいナマズの一種。15cm程度と比較的飼育がしやすい種類。

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オレンジフィン・カイザープレコ

黒いボディに黄色~オレンジのスポット模様が散りばめられ、プレコらしからぬ派手な色彩を持ちプレコ人気に火を付けた種類。

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