レッドフィン・バルブの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【迫力の大型バルブ】

キラキラと輝くプラチナボディに赤く染まったヒレが特徴的なレッドフィン・バルブ。コイの仲間として古くから愛されているバルブは丈夫で飼育も容易な為初心者の方にもオススメです。大型魚なのでアロワナとの混泳にも向いており人気の高い種類です。

そんなレッドフィン・バルブの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

レッドフィン・バルブ

学名:Puntius schwanenfeldi var.(※流通名で記載する場合があります)

コイの仲間として知られる、主に東南アジア原産のバルブです。バルブは食用としても利用されることがありますが、こちらは観賞魚として美しさを磨き上げた種類で、キラキラと輝く鱗に赤く染まるヒレが特徴的で、サイズも大きくとても存在感があります。

体長(サイズ)

約40cm

輝くプラチナボディは成長と共に重厚な輝きになります。ヒレは腹ビレ周辺が特に赤く染まり、コイとは思えないほどに美しい姿に成長します。体高が高く存在感があり、アロワナなどの大型魚と混泳させても見劣りしない熱帯魚です。

寿命

5年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。10年以上生きたという報告もあり、かなり長生きする魚なのでじっくりと飼い込みましょう。

特徴

飼育は容易でアロワナとの混泳にもオススメ

レッドフィン・バルブは丈夫な種類で、好き嫌いのない雑食性な所からも飼育は比較的容易です。

水槽内でも遊泳性が高く、元気に泳ぎ回ります。

サイズ感やその美しさなどから、アロワナとの混泳にこの魚を選ぶ方も多いです。地味な色彩が多い大型肉食魚水槽に入れるとよく目立ちます。

また、バルブに多い水槽からの飛び出し事故を防ぐため、水槽に蓋(フタ)をするなどの対策をしておくと安心です。

水温・水質(pH)

22~26℃・弱酸性~中性(pH5.5~7)

レッドフィン・バルブは多くの熱帯魚が好む26℃より、やや低めの水温を好みます。

本来はブラックウォーターに近い環境を泳いでいるため、弱酸性を維持できれば理想です。弱酸性の環境で飼い込むと綺麗な発色になるはずです。

熱帯魚に適したブラックウォーターの作り方【アクアリウム水槽】

ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・生き餌

人工飼料から赤虫などの生き餌までなんでも食べます。好き嫌いのない魚ですので餌付けに困ることはないでしょう。

繁殖

産卵は容易だが生まれた卵が食べられないように注意が必要

サイズは大きいですが、コイの仲間ですので他のバルブと同様の繁殖方法をとります。

オスが発情期になるとメスを頻繁に追うようになり、メスが成熟していれば産卵行動に入ります。

繁殖に成功すると水草の茂みなどにバラ撒くように産卵をするため、水草が豊富に繁殖している環境がオススメです。豊富な水草は生まれた稚魚達の隠れ家にもなる為、安心です。が、アロワナなどと混泳させる場合はペアタンク水槽(底床や水草などを入れない水槽)の場合が多いと思いますので注意が必要です。

ばら撒かれた卵をそのまま放っておくと、他の魚や卵を産んだ親魚にあっという間に食べられてしまいます。親のペアを隔離するか、卵ごと回収してしまうか、などの対策を取りましょう。

ある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。

その他の似た種類

ロージー・バルブ

オスとメスで体色がかなり異なる珍しい種類。オスはオレンジ~赤に染まる。

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レッドライン・トーピードバルブ

赤く染まる頭部が特徴的な種類。

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ゴールデン・バルブ

輝くように美しい発色が特徴的な種類。

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