大きな目と黒いバンド模様、そして背びれに入る赤い色彩が特徴的な小型シクリッド、アノマロクロミス・トーマシー。水槽内の巻貝を食べる魚、いわゆる「スネールイーター」として古くから重宝されている人気の熱帯魚です。
そんなアノマロクロミス・トーマシーの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。
名前
アノマロクロミス・トーマシー
学名:Anomalochromis thomasi(※流通名で記載する場合があります)
ギニア、リベリアが原産のシクリッドです。水槽内の巻貝の駆除にもってこいの熱帯魚で、口に入るサイズなら殻ごと食べてしまう大胆さを持っています。水草についてくるスネールなどで知らず知らずの内に水槽内が貝だらけになって困っている方は是非一度トーマシーの威力を体験してみて下さい。(トーマシーの口に入らないサイズの貝は手で取り除く必要があります。)
体長(サイズ)
約5~8cm
小型シクリッドのアノマロクロミス・トーマシーは大きくなっても5~8cm程度です。
縦に入るダイナミックな縞模様が特徴的なシクリッドで、貝を食べるスネールイーターとしての活躍に期待しても良し、観賞魚としてじっくりと飼育するも良し、の魅力溢れる熱帯魚です。
寿命
約3年
飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。
特徴
貝の駆除には効果絶大だが混泳には注意
アノマロクロミス・トーマシーはサイズは小さめですが、成長するに従って気性が荒くなるシクリッド種ということを把握しておきましょう。
貝を食べてくれますが、小さなエビなども格好の餌食となってしまいますので混泳には注意して下さい。
水温・水質(pH)
22~26℃・弱酸性~中性(pH5.5~7)
一般的な熱帯魚が好む26℃よりやや低めの水温を好みますが、特に気を遣う必要はないでしょう。
水質も特にうるさくないので弱酸性~中性でいいでしょう。
餌(エサ)
貝・人工飼料・生き餌など
雑食性の為基本的にはなんでも食べますが、肉食性の強い餌を好みます。ヤマトヌマエビや小型魚などは格好の餌となってしまいますのでご注意を。
餌をあげすぎると貝を食べなくなってしまう為、貝の駆除として思う存分に活躍してもらうには餌の量を減らし、貝をメインに食べてもらいましょう。
繁殖
十分なペアがいれば比較的容易
アノマロクロミス・トーマシーの繁殖は比較的容易です。
オスメスともに十分な数がいれば自然にペアを作り産卵します。孵化するまでは警戒心が高くなりますが、孵化してからもペアで稚魚の世話をしたりと結構面倒見が良く、比較的容易に繁殖が狙えます。
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