コリドラス・パンダの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【水槽の掃除屋】

流通量も多く、コリドラスの中でも特に高い人気を誇るコリドラス・パンダ(通称:コリパン)。世に女性のアクアリストを増やした立役者との声も高く、何をしても可愛らしく見えてしまう愛嬌のあるルックスが多くの人の心を掴んで離しません。

そんなコリドラス・パンダの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

コリドラス・パンダ

学名:Corydoras panda(※流通名で記載する場合があります)

コリドラスは主に水底を泳ぐナマズの仲間です。

コリドラス・パンダはペルー原産の品種で数多くいるコリドラス種の1種です。

現在ショップに流通しているものは養殖(ブリード)されたものが多く、野生(ワイルド)のものは高価になっています。

体長(サイズ)

約3~5cm

白地に黒のアイバンド、背びれや尾びれの付け根が黒く、まるでパンダのような模様からアクアリウム好きの中でもとても人気が高いコリドラスです。

大きくならない為、小型水槽でも十分飼育が可能です。

寿命

約3~5年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

水底の掃除屋

コリドラスは主に水底を泳ぎ、砂や小石などをほじくり微生物などを食べる底棲魚です。

その為、底床はソイルより、粒の細かい砂の方がいいでしょう。

コリドラス・パンダも例に漏れず、他の魚が食べ残した餌なども食べてくれる「水底の掃除屋」としても有名です。

ただ、オトシンクルスや石巻貝のようにガラス面などの藻やコケは食べません。

性格は温和で多種との混泳も可能です。また、群れで泳ぐのが好きな為、複数で飼うと群泳が見られます。

またコリドラスの多くは臆病な面もありますので、流木や石、水草など隠れ家となる場所を用意してあげるとストレスなく過ごしてくれます。

また餌をよく食べ、よくフンをするので水質の変化や汚れが早くなりますので十分なろ過や適度な水替えなどが大事です。

水温・水質(pH)

22~26℃・弱酸性から弱アルカリ性(pH5.5~8.5

徐々に慣れさせれば割と低温でも大丈夫ですが、混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で安定させれば問題ないでしょう。

水質も弱酸性から弱アルカリ性までであれば、どのあたりでも問題ないでしょう。

ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

コリドラス種専用の人工飼料なども販売されており、その多くは沈下性(水にすぐに沈むもの)です。

これは水底に住むコリドラス達にも餌を行き渡らせる為で、コリドラスは往々にして大食漢ですので空腹で弱らないようにしてあげて下さい。

赤虫などの生餌も喜んで食べますのでたまにあげてみるのも良いと思います。ただ、生き餌の食べ残しが多くあると水の汚れるスピードも早くなります。生き餌のあげすぎには特に注意が必要です。

繁殖

オス・メス複数で飼育する

メスはオスよりも大きく体がふっくらしている個体が多く、オスはメスよりも小さく体が細身です。

繁殖を狙うならオス5匹・メス3匹以上の複数で飼育した方がいいでしょう。

若い個体・餌をしっかりと食べる個体が繁殖の可能性があります。

メスをオスが追いかけるような仕草を見せたらその個体達を隔離するとさらに確率が高まります。

稚魚が生まれたら食べられないように隔離し、栄養満点のブラインシュリンプがオススメです。

その他の似た種類

コリドラス・ベネズエラブラック

漆黒のボディが唯一無二の存在感を放つ種類。他種に比べて高価。

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コリドラス・ステルバイ

黒地の体に白のスポット模様が入る種類。オレンジの胸ビレが特徴的。

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コリドラス・ジュリー

白地の体に黒のスポット模様が入る種類。よく似た種類のトリリネアータスがジュリーとして販売されている事が多い。

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