白メダカ(白めだか)の飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【観賞魚にオススメ!】

こちらはなんとも可愛い白い姿の白メダカ。水草の緑とよく合う白い体色の白メダカは観賞魚として水槽内での飼育がオススメです。もちろんビオトープなどで屋外での飼育も可能ですので環境に合わせて飼育を楽しみましょう。

そんな白メダカの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

白メダカ

学名:Oryzias latipes var.(※流通名で記載する場合があります)

原種は日本全国の水田や川などに生息するメダカです。白メダカは黒色素胞(メラノフォア)が存在しない為白くなります。また黄色素胞(キサントフォア)もかなり少ない為、黄ばむ事もなく綺麗な白い体色になります。近年ではこの白メダカを改良し、透き通るような白さの白透明鱗メダカなる種類も存在しています。

体長(サイズ)

約3cm

姿・形は原種や黒メダカと同じです。黒メダカから色だけを抜き取ったようなメダカです。

寿命

約3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

繁殖も簡単で屋外飼育も出来る最強の観賞魚!

メダカ全般に言える事ですが、熱帯魚では必須とされるフィルター・エアレーション・照明・熱いときのクーラー・寒いときのヒーターなどがなくても問題がありません。メダカは寒さや暑さに強く、非常に丈夫な観賞魚として多くの方に飼育されています。

性格は穏やかなので他の魚との混泳ももちろん可能で、ネオンテトラなど同じようなサイズのカラシンはもちろん、メダカが口に入るようなサイズの熱帯魚・肉食性の強く魚でなければおおよそ混泳できます。

これは余談ですが、ビオトープで屋外飼育をしていたある方が冬の寒い朝水面に氷が張っているのを見つけたそうです。「これはさすがにもうダメかな?」と思って氷を割った所、動きはにぶくなっていたようですが徐々に動きが活発になり、また元気に泳ぎ回ったそうです。

そんな丈夫なメダカですが、さすがに他の動物には勝てません。屋外で飼育する場合は鳥など他の動物に食べられないようネットを張るなどの防御策をオススメします

ちなみにメダカは強い水流を好みません。水槽内で飼育をする場合は覚えておいて下さい。

水温・水質(pH)

5~28℃・中性~弱アルカリ性(pH7~8)

上でも触れたようにメダカは寒さや暑さに非常に強く、0℃付近の環境でも生きていられます。ただ観賞魚として元気に泳ぐ姿を見たい場合は5~28℃くらいがオススメです。

そんな丈夫なメダカですが、いくら丈夫とは言え急激な水温・水質の変化には弱い事は把握しておきましょう。導入時など不安定な時に少量の塩を入れるのも効果があります。

餌(エサ)

人工飼料・生き餌など

基本的に何でも食べますが、大好物はボウフラです。屋外で日光に当たる環境で飼育しているとボウフラが沸きますが、このボウフラを喜んで食べます。屋外でビオトープでメダカを飼育する方が多いのも納得です。

繁殖

非常に容易に繁殖が可能

メダカの産卵・繁殖に最適な水温は23℃前後と言われています。繁殖を狙う場合はこのあたりの水温をキープしてあげるとより確率が高まるハズです。

メダカの繁殖は非常に容易で、オスメスを複数入れて飼育していると自然に繁殖をします。オスは背びれに切れ込みがあり、尾びれを大きく広がっています。メスはそうでないもの、と見分ければ判別は容易でしょう。

繁殖に成功するとメスが卵をぶら下げながら泳いでいる姿を見ることが出来るはずです。一般的に産卵は朝に行われる事が多いようです。ホテイアオイなどを浮かべておくとそこに産卵する事が多いです。卵は非常に小さいのでホテイアオイなどの根本を確認しましょう。

また、産卵床としても使え水質浄化作用もあるマツモもメダカ水槽にはオススメです。

卵は7~10日前後で孵化しますが、生まれたばかりの稚魚は親に食べられてしまうことがある為サテライトなどに隔離してあげると安心です。また、水草を豊富に植えて稚魚の隠れ家を作るのも効果的です。

稚魚のエサは人工飼料を細かく潰したものか、ブラインシュリンプなどを与えるといいでしょう。

その他の似た種類

黒メダカ

日本全国の水田や川などが原産の最も原種に近いとされるメダカ。

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楊貴妃メダカ

メダカブームに火を付けた美しい朱色のメダカ。

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青メダカ

光の当たり方で青色に見えるメダカ。

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