アマゾン原産のカラシン、プルッカー(ガーネット・テトラ)。じっくりと飼い込むことで全身がメタリックグリーンに輝き、尻ビレや背ビレが赤く染まります。発情期のオスが行うフィンスプレッディングは非常に美しく一見の価値ありです。
そんなプルッカー(ガーネット・テトラ)の飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。
名前

プルッカー(ガーネット・テトラ)
学名:Hemigrammus pulcher(※流通名で記載する場合があります)
アマゾン川、ガイアナが原産のカラシン科の熱帯魚です。非常によく似た種類に、「ヘッドアンドテールライト・テトラ」がいます。プルッカーはヘッドアンドテールライト・テトラに比べ、体高があり、尾びれ付近の黒いスポット模様が大きい、という特徴があります。プルッカーは成魚になると美しい発色を見せ、その為「ガーネット・テトラ」とも呼ばれ愛されています。
体長(サイズ)
約3~5cm
ヘッドアンドテールライト・テトラに非常によく似ていますが、尾ビレ付近の黒いスポット模様が大きくなる点で判別が可能です。弱酸性の軟水で飼い込むことでメタリックグリーンの深い輝きを放つようになります。ある程度の数で泳がせた時の美しさはまさに泳ぐ宝石。赤く縁取られた目も存在感があり美しいです。
寿命
約2~3年
飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。
特徴
飼育は容易で混泳もOK
プルッカー(ガーネット・テトラ)の飼育難易度は低く、とても丈夫で飼いやすい熱帯魚です。
温和な性格の為、混泳も問題ありません。特に同じ小型カラシンとの相性がとても良く、コリドラスなどの底面を泳ぐ熱帯魚との混泳にも向いています。
深みのある発色で独特な雰囲気のある熱帯魚なので、レイアウト水槽など大人な雰囲気重視の水景を作りたい方にはもってこいの種類とも言えます。
ただ、ネオン病と呼ばれる小型魚がかかりやすい病気にかかる事がある為、注意が必要です。
ネオン病にかかると筋肉の一部から出血し、腐ってしまい白くなります。
原因としてはカラムナリス菌が引き起こすものですが、1匹が感染すると水槽内全体に感染してしまう危険性がある為、発症が確認された個体はすぐに隔離し、水替えや薬浴で対応します。
調子がおかしい個体は群れから離れて1匹だけで泳いでいたり、体などに異変のサインを出している事が多々あります。
その為、日頃からこまめに水槽を観察する事が大切になります。
水温・水質(pH)
20~28℃・弱酸性から中性(pH5.5~7.0)
プルッカー(ガーネット・テトラ)は混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。
水質も弱酸性から中性までであれば問題ないでしょう。水質が適切(弱酸性の軟水)な場合、発色が特に良くなりますので是非挑戦してみて下さい。
ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。
餌(エサ)
人工飼料・冷凍赤虫など
粒状の人工飼料でいいでしょう。あまり大きい粒だと食べられないので、生体のサイズに合わせて粒をさらに細かく砕いてから与えるなどして下さい。
また多くの熱帯魚が好む冷凍赤虫も彼らからすると少し大きいみたいですが喜んで食べてくれます。
テトラ系はお腹がいっぱいになっても目の前に餌があると食べてしまう為すぐにお腹がぷっくりしてしまいます。
肥満は寿命を縮める事にもなりますので、スマートな体型を維持させる為に2日に1回、少量を与えるくらいがオススメです。
元気な個体はエサに食いつくスピードがとても速く、逆に弱っている個体はエサを食べられない事がありますのでエサを食べていない個体がいないか注意して見ていてあげて下さい。
繁殖
繁殖は可能だがやや難易度が高い
プルッカー(ガーネット・テトラ)の繁殖は、十分に成熟したペアが複数いれば狙えます。お腹がふっくらとしたメスを成熟したオスが頻繁に追うようになったら繁殖のサインです。
繁殖に成功すると水中や床にバラ撒くように産卵をするため、水草が豊富に繁殖している環境がオススメです。豊富な水草は生まれた稚魚達の隠れ家にもなる為、安心です。
難易度が高いのは稚魚が生まれてからで、稚魚は非常に小さく初期飼料がとても難しい為、ブラインシュリンプよりもさらに小さい餌となるインフゾリアなどを与えて飼育する必要があります。
ある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。
その他の似た種類
ネオンテトラの改良品種。黄金に輝く派手なボディが美しい種類。
全身がレモンのような黄色に染まる種類。
熱帯魚の代名詞とも言える小型でネオン模様が美しい定番の種類。