ホワイト・ネオンの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【白いボディに青いラインが美しい】

熱帯魚の中でも知らない人はいない、あのネオンテトラの改良品種です。ネオンテトラの特徴とも言える赤色が無くなり、白と青という清涼感たっぷりの美しい体色が魅力的なホワイト・ネオン。赤色が無いだけで原種のネオンテトラとは雰囲気が全く異なります。

そんなホワイト・ネオンの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

ホワイト・ネオン

学名:Paracheirodon innesi var.(※流通名で記載する場合があります)

アマゾン川原産のカラシン目カラシン科の熱帯魚ネオンテトラの改良品種として東南アジアで生まれた比較的新しい種類です。

体長(サイズ)

約3~5cm

白と青という清涼感のある明るい体色をしていますので、魚を目立たせたいなら黒のバックスクリーンを貼ったり、陰性水草など暗めのレイアウトにすると魚が際立ちます。逆に明るい砂などを敷いて明るい水草を植えれば全体的にトロピカルな雰囲気にも出来ます。レイアウトを考えるのが楽しくなります。

小型カラシン系でオススメなのはやはり数十匹以上の群れで泳がせた時と言われています。ホワイト・ネオンも多分に漏れず、その美しさは水槽を眺める時間を増やしてくれる事でしょう。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

美しくて丈夫な入門魚

ホワイト・ネオンはネオンテトラと比べると高価です。

ただネオンテトラのような「熱帯魚感」があまりなく、ちょっと違った雰囲気を味わいたい方にオススメです。

原種のネオンテトラと同様に、飼育難易度は低く、とても丈夫で飼いやすい熱帯魚ですので初心者の方にもオススメです。

温和な性格の為、混泳も問題ありません。特に同じ小型カラシンとの相性がとても良く、コリドラスなどの底面を泳ぐ熱帯魚との混泳にも向いています。

ただ、ネオン病と呼ばれる小型魚がかかりやすい病気にかかる事がある為、注意が必要です。

ネオン病にかかると筋肉の一部から出血し、腐ってしまい白くなります。

原因としてはカラムナリス菌が引き起こすものですが、1匹が感染すると水槽内全体に感染してしまう危険性がある為、発症が確認された個体はすぐに隔離し、水替えや薬浴で対応します。

調子がおかしい個体は群れから離れて1匹だけで泳いでいたり、体などに異変のサインを出している事が多々あります。

その為、日頃からこまめに水槽を観察する事が大切になります。

水温・水質(pH)

22~28℃・弱酸性から中性(pH5.57.0

ニューレッドゴールデン・ネオンは混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。

水質も弱酸性から中性までであれば問題ないでしょう。水質が適切の場合、発色が特に良くなります。

ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

粒状の人工飼料でいいでしょう。あまり大きい粒だと食べられないので、生体のサイズに合わせて粒をさらに細かく砕いてから与えるなどして下さい。

また多くの熱帯魚が好む冷凍赤虫も彼らからすると少し大きいみたいですが喜んで食べてくれます。

テトラ系はお腹がいっぱいになっても目の前に餌があると食べてしまう為すぐにお腹がぷっくりしてしまいます。

肥満は寿命を縮める事にもなりますので、スマートな体型を維持させる為に2日に1回、少量を与えるくらいがオススメです。

元気な個体はエサに食いつくスピードがとても速く、逆に弱っている個体はエサを食べられない事がありますのでエサを食べていない個体がいないか注意して見ていてあげて下さい。

繁殖

繁殖難易度は非常に高い

水槽内での産卵が出来ない訳ではありませんが、ホワイト・ネオンの稚魚はとても小さくその育成がかなり困難です。

一般的な水槽内での繁殖は無理だと思った方がいいでしょう。

その他の似た種類

ネオンテトラ

熱帯魚の代名詞とも言える小型でネオン模様が美しい定番の種類。

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ニューレッドゴールデン・ネオン

ネオンテトラの改良品種。黄金に輝く派手なボディが美しい種類。

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黒いラインがシックな雰囲気を漂わせる鑑賞性の高い種類。

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