パール・グラミーの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【観賞魚におすすめ】

ボディやヒレなど余すところなく真珠を散りばめた様な体色が大変美しいパール・グラミー。オスはじっくりと飼い込む事でヒレが伸長し、喉から腹部にかけてオレンジに染まります。観賞魚として最高レベルの美しさを持つグラミーです。

そんなパール・グラミーの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

パール・グラミー

学名:Trichogaster leeri(※流通名で記載する場合があります)

マレーシアはスマトラ島・ボルネオ島が原産のグラミーです。その美しさから古くから人気のある種類で細かい真珠を埋め込んだような鮮やかなパールスポットが最大の特徴です。

体長(サイズ)

約10~12cm

小さいを意味する「ドワーフ」がついていないグラミーだけあって、最大は10cmを超える種類です。その為、小型水槽に1匹入れるだけでも十分な存在感と迫力があります。

ショップなどで販売されているものは5cm前後のものが多いので誤解しがちですが、意外と体長が大きくなる種類ですので予めご承知ください。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

可愛いグラミータッチと優雅な泳ぎ姿

長く発達した胸ビレが触覚のような役割を果たしており、興味があるものをツンツンと触って確かめる【グラミータッチ】と呼ばれるアクションが特徴的で、その愛くるしい姿にファンが多い魚です。

背びれは尾付近にあり、小さく丸っこい形をしているのが特徴的です。

強い水流はあまり好まないので、ゆったりと泳げる水流の弱い環境で育ててあげるのが良いでしょう。

水草が多く繁栄していると水草の中で休んでいる姿を見る事が出来ます。なるべくストレスをかけずに育成したいですね。

同種間・同サイズ間で小競り合いをする事がありますが、逆に小さい小型魚などとの混泳は問題ないでしょう。

基本的に性格は温和で混泳にも向いており、水草水槽で飼われる事の多いヤマトヌマエビなどとの混泳も特に問題ありません。

水温・水質(pH)

26℃前後・弱酸性~中性(pH5.5~7.0)

熱帯魚の一般的な水温、26℃前後が好ましいです。

また水質も本来の環境に近付けるとするとやはり弱酸性が良いでしょう。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

粒状の人工飼料でいいでしょう。小型のドワーフグラミーなどと比べると口が大きく、大きい粒でもバクバク食べます。

また、冷凍赤虫やイトメなどの生餌も喜んで食べます。

栄養素が豊富な生餌を与える事で発色が良くなりますので、人工飼料に加えてたまに生餌を与えるのもオススメです。

繁殖

稚魚の飼育が難易度高め

ゴールデンハニー・ドワーフグラミーなどと同様に、オスが水面に泡をプクプクと吐きだし【泡巣】を作る習性があります。

繁殖の成功率を高めたい場合はこの時点でオスメス2匹だけ隔離した方が良いでしょう。

繁殖に成功するとメスが卵を産み、オスが泡巣で孵化まで卵を守ります。

稚魚は非常に小さく初期飼料がとても難しい為、ブラインシュリンプよりもさらに小さい餌となるインフゾリアなどを与えて飼育する必要があります。

ある程度育ってからは隠れ家にも利用できるよう、水草を豊富に植えておくと安心です。

その他の似た種類

マーブル・グラミー

ドワーフグラミーよりも大きいグラミー。青のマーブル模様が特徴的な種類。

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ネオン・ドワーフグラミー

輝くようなブルーの体にオレンジのラインが入った観賞魚。ゴールデンハニー・ドワーフグラミーよりもやや大きめ。

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シルバーグラミー

メタリックシルバーに輝く美しい観賞魚。ゴールデンハニー・ドワーフグラミーよりもやや大きめ。

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