オレンジグリッター・ダニオの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【グローライト・ダニオ】

コイの仲間とは思えないほどの美しい色彩を持ち飼育も容易なことから近年流通量が増えているオレンジグリッター・ダニオ。黄色からオレンジに輝く体色に、縦に入る緑のラインが存在感を強めており、水草水槽で群泳させると見応えは抜群です。

そんなオレンジグリッター・ダニオの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

オレンジグリッター・ダニオ

学名:Danio choprai(※流通名で記載する場合があります)

ミャンマーはイラワジー川が原産のダニオです。存在自体は古くから知られていましたが、近年その美しさが改めて評価され、人気の高さからショップなどでも見る機会が増えてきた種類です。見る角度により黄色、オレンジ、緑と様々な色彩が顔を出し、観賞魚としてとても見応えがあり、その輝くような美しさから「グローライト・ダニオ」と呼ばれることもあります。

体長(サイズ)

約3~5cm

小型の為カラシンなどの同サイズの多種との混泳も可能です。小さな体ですがとても豊かな色彩で見るものを楽しませてくれる種類です。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

飼育は容易だが遊泳性が高いので飛び出しに注意

オレンジグリッター・ダニオはコイの仲間です。その為水質にもうるさくなく丈夫で初心者でも比較的容易に飼育出来ます。

ただ遊泳性が高く、水槽内を素早く泳ぎ回ります。その為、動きの遅い魚などはエサを取られてしまう事があります。混泳させるなら仲間のダニオや小型のカラシンなどの同サイズの種類と一緒にするといいでしょう。

また、遊泳性が高く飛び出し事故も多い為、水槽に蓋(フタ)をすることをオススメします。

水温・水質

26℃前後・中性から弱アルカリ性(pH7~8.5

水温は一般的な熱帯魚の適温で問題ないでしょう。また水質も割と広めに適応でき、水質に対する耐性は高めです。

中性から弱アルカリ性を好みますが、他の魚に合わせた弱酸性でも問題ないでしょう。

とは言え急激な水質の変化はストレスになりますので水槽導入時は水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

基本的になんでも食べるので粒状の人工飼料でいいでしょう。あまり大きい粒だと食べられないので、生体のサイズに合わせて粒をさらに細かく砕いてから与えるなどして下さい。また、冷凍赤虫やイトメなどの生餌も喜んで食べます。

栄養素が豊富な生餌を与える事で発色が良くなりますので、人工飼料に加えてたまに生餌を与えるのもオススメです。

繁殖

繁殖は可能だが生まれた卵が食べられないように注意が必要

オレンジグリッター・ダニオの繁殖は他のダニオと同様に考えていいでしょう。

成熟したメスはお腹が膨らみオス・メスの判別が可能になります。ウィローモスなど産卵床になる水草を植えておくと産卵行動に移ります。

繁殖に成功するとメスは卵をばら撒くように生み落とします。この卵をそのまま放っておくと、他の魚や卵を産んだ親魚にあっという間に食べられてしまいます。その為、卵を回収するなどの配慮が必要です。水草が豊富に繁栄する環境なら親魚などに見つからず孵化の成功率が高まります。

稚魚には細かく砕いた人工飼料やブラインシュリンプなどを与えて飼育しましょう。

ある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。

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熱帯魚の代名詞とも言える小型でネオン模様が美しい定番の種類。

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