<水槽立ち上げから29日>
こ、これはっ!!
ふと気付くとゴールデンハニードワーフグラミー達がクルクルとダンスをするように回っています!最初は部屋に流れている音楽で踊っているのか!?と思いましたが勿論違いました。どうやらこれは発情期のオスがよく見せる、求愛のサインらしいです。
ゴールデンハニードワーフグラミーは発情期になると水面に泡をプクプクと吐きだし泡巣を作る習性があります。水面に浮き草がない場合は、フィルターなどから流れ出る水流で泡がすぐに消えてしまいます。
その為、ゴールデンハニドワーフグラミーの繁殖を狙うなら水面に浮き草をいくつか浮かべておくのがオススメです。浮き草を浮かべておくとその浮き草を目掛けて一生懸命に泡を吐きだし、泡巣を作ろうとする様子が見られます。浮草にたくさんの泡がつき、「ベッドはバッチリできたよ、カモーン!」と言わんばかりの泡巣が出来たら繁殖の第一歩でしょうか。
ちなみに浮き草のおすすめは「アマゾンフロッグビット」です。丈夫な上、水質が良いとどんどん増えて水面を覆い尽くしてしまうほどの繁殖力です。増やしすぎて照明を遮らないように気を付けて下さい。
また、ゴールデンハニドワーフグラミーは発情期になるとエラ付近から尾びれにかけて黒くなる、いわゆる【婚姻色】と呼ばれる色が出てきます。この子達もうっすらと黒くなっていますが、僕は最初何かの病気なんじゃないかと勘違いしちゃいました!笑
これがオス・メスの組み合わせなら、泡巣に卵を産み付け繁殖できるみたいです。(サテライトなどで隔離し、2匹だけの空間を作ってあげた方が繁殖の成功率は高まるようです)しかし正直この2匹がオス・メスなのかオス・オスなのかメス・メスなのかよく分かりません!笑
余談ですが、オス同士でも求愛ダンスはするみたいです。その時は見て見ぬフリをしましょう。僕のグラミーちゃん達は2匹ともせっせとベッドを作ろうとしていますので2匹ともオスかも!?そのような不安はありますが、浮き草のおかげで泡巣はうまく作れているようですので、このまましばらく様子を見てみます。
それにしてもこのグラミー独特の、なが~い胸ビレで相手をツンツンする仕草が本当に可愛い。この仕草はグラミータッチ(この名前も可愛い笑)と呼ばれ、触覚のような2本の胸ビレで興味のあるものに触れて対象を確認しています。まるで「ねぇねぇ、構ってよ!」と言わんばかりの愛らしい仕草。いつまでも観ていて飽きませんね。