アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【卵生メダカの入門種としてもオススメ】

アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドは地味な体色が多いメダカの中でも一際鮮やかな体色で、水草水槽などに非常によく映える卵生メダカです。ヒレが白~赤~黄の縞模様に染まり、体色も黄色~金色に輝きを放ちます。

そんなアフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールド

学名:Fundulopanchax gardneri gardneri(※流通名で記載する場合があります)

ナイジェリアが原産の卵生メダカです。本種と比べると流通量が多い「アフィオセミオン・ガードネリー」は尾ビレの上側と下側の色が異なるのが特徴的です。どちらも派手な色合いで、緑の多い水草水槽などで特によく映えることでしょう。

体長(サイズ)

約5~7cm

ボディに入る赤いスポット模様、頭部を中心に黄色く輝く体色が魅力的で、ヒレの鮮やかさはメダカとは思えない色彩で、水槽の主役を張れる美しい種類です。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。本種は非年魚であり、整った環境であれば3年以上生きる事も珍しくありません。

特徴

シンプルでいて美しい人気種

アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドはその美しさからとても人気のある種類です。メダカというと地味めな印象をもたれる方もみえると思いますが、本種は熱帯魚に負けず劣らずの鮮やかさで水槽内でとても良く目立ちます。

ただ、同種間では争い、特にオスがメスを追いかけ回す傾向があります。隠れ家として利用可能な、水草が豊富な環境で飼育をすると安心です。

また、繁殖も比較的容易ですので興味がある方は是非チャレンジしてみて下さい。

水温・水質(pH)

20~26℃・弱酸性から中性(pH5.57.0

アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドは多くの熱帯魚の適温である26℃より、やや低めの水温が好みのようです。

丈夫な種類ではありますが、念の為にも水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

また、アフィオセミオン・ガードネリー・ゴールドは新しい水を好み水質の悪化には弱い為、高水温、高硝酸塩濃度にならないよう、一度に大量ではなく、こまめに少量の水替えを行いましょう。

餌(エサ)

人工飼料・生餌など

粒状の人工飼料でいいでしょう。生体のサイズが小さい場合は粒をさらに細かく砕いてから与えましょう。また多くの熱帯魚が好む冷凍赤虫も喜んで食べてくれます。

どちらにしても一度にたくさん餌を与えるよりは、こまめに少量ずつ与えるのがオススメです。

繁殖

比較的容易に繁殖が可能

卵生メダカの仲間ですので、他種と同じように比較的容易に繁殖が出来ます。ある程度の群れで飼育し、十分に成熟していればオスがメスを追いかけまわすようになります。この時ウィローモスなどの産卵床となるものがあればより確立が高まります。

繁殖に成功するとメスは産卵床に粘着質のある卵を産卵します。卵は小さく、これをそのまま放っておくと、他の魚や卵を産んだ親魚に食べられてしまいます。その為、卵を確認したら回収するなどの配慮が必要です。水草が豊富に繁栄する環境なら、卵を回収せずとも親魚などに見つからず孵化の成功率が高まります。

稚魚には細かく砕いた人工飼料やブラインシュリンプなどを与えて飼育しましょう。

ある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。

その他の似た種類

グローライト・テトラ

ネオンテトラと同様に古くから愛される、オレンジに光るラインが幻想的な種類。

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ラミーノーズ・テトラ

小型のカラシン。赤い鼻先が緑が多い水草水槽によく映える人気の種類。

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カージナルテトラ

ネオンテトラによく似ていますが一回り大きく色彩も派手な人気の種類。

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