バルーン・ラミレジィの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【鑑賞魚としておすすめ】

バルーン・ラミレジィはラミレジの改良品種で、風船のように丸い体型がチャームポイントの熱帯魚です。熱帯魚の中でも抜群に派手な色彩から、「水中の宝石」と称され古くから愛されているラミレジィ。観賞魚としてオススメです。

そんなバルーン・ラミレジィの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

バルーン・ラミレジィ

学名:Microgeophagus ramirezi var.(※流通名で記載する場合があります)

「ラム」の愛称でも親しまれるラミレジィは、現在様々な改良品種が存在します。このバルーン・ラミレジィは、コロンビアはオリノコ川、メタ川に生息するラミレジィの改良品種です。バルーン体型が愛嬌たっぷりで、成熟した時の美しさは格別のものがあります。

体長(サイズ)

約5cm

バルーン・ラミレジィはそこまで大きくなりませんので小型水槽でも飼育が可能です。成長するに従って変化するボディの鮮やかさは一見の価値ありで、熱帯魚飼育の楽しさが存分に味わえます。

ラミレジィのオスメスの判別として、オスはメスに比べて一回りほど大きく、成熟したメスの腹部がピンクに染まる点で判別可能です。

寿命

約3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

同種間でも争いが多く、十分な隠れ家(水草)が必要

バルーン・ラミレジィはやや気性が荒く、他の魚をつっつく事が多い為隠れ家を多く用意してあげましょう。オス同士はもちろんペアであっても争う事が多いので、流木や水草など、隠れ家となる素材を多く入れてあげることが安定した飼育に繋がります。

サイズが同程度であれば小型カラシンなどとの混泳も可能です。

水温・水質(pH)

22~27℃・弱酸性~中性(pH5.5~7)

基本的に丈夫な種類なので病気にも罹りにくく、飼育はしやすいでしょう。

水質は弱酸性の水を好みます。導入時などの急な水質の変化には敏感ですので、水合わせの際は点滴法などでじっくり時間をかけて水に慣れさせてください。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫・生餌など

基本的にはなんでも食べますが、肉食性の強い餌を好みます。赤虫などの生餌をたまに与えるといいでしょう。

繁殖

比較的容易だが食卵に注意

バルーン・ラミレジィの繁殖は、成熟したペアがいれば比較的容易です。

ラミレジィはオープンポウナーと呼ばれる産卵方式を取り、流木やフィルターのパイプの上などの上に産卵をする為、卵は見つけやすいでしょう。

ラミレジィの繁殖は産卵よりも孵化が難しいと言われています。その理由は親が卵を食べてしまうことが多々ある為です。十分に成熟していないペアや、環境が急に変わると食卵をしやすくなる傾向にある為、じっくりと落ち着いた環境で繁殖を狙うか、卵だけ隔離する事をオススメします。

稚魚は非常に小さく初期飼料がとても難しい為、ブラインシュリンプよりもさらに小さい餌となるインフゾリアなどを与えて飼育する必要があります。また、豊富な水草があると生まれた稚魚達の隠れ家にもなる為、安心です。

ある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。

その他の似た種類

None