グリーンネオンテトラの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【初心者にもおすすめ】

涼しげな印象のグリーンラインが特徴的なグリーンネオンテトラ。ネオンテトラと非常によく似ていますが、本種の方が小さく、ネオンのラインが頭部から尾ビレの付け根までしっかりと入る所で見分けがつきます。是非数十匹以上で群泳させたい種類です。

そんなグリーンネオンテトラの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

グリーンネオンテトラ

学名:Paracheirodon simulans(※流通名で記載する場合があります)

ブラジルのネグロ川、コロンビアのオリノコ川が原産のカラシンです。や別名「ロングライン・ネオン」と呼ばれるように、頭部から尾ビレの付け根付近までしっかりと入るラインが特徴的です。

体長(サイズ)

約3cm

ボディの中心に入るグリーンラインが、清涼感のある色彩を演出しています。普通のネオンテトラとは一味違う美しさが魅力的で、水草水槽などにもよく映えるため、是非とも数十匹以上で飼育したい種類です。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

数十匹以上で群泳をさせよう

グリーンネオンテトラは、ネオンテトラと比べるとややデリケートな面があります。一度安定してしまえば丈夫ですので、導入時は慎重に水合わせを行いましょう。

温和な性格の為、混泳も問題ありません。特に同じ小型カラシンとの相性がとても良く、コリドラスなどの底面を泳ぐ熱帯魚との混泳にも向いています。

ただ、ネオン病と呼ばれる小型魚がかかりやすい病気にかかる事がある為、注意が必要です。ネオン病にかかると筋肉の一部から出血し、腐ってしまい白くなります。原因としてはカラムナリス菌が引き起こすものですが、1匹が感染すると水槽内全体に感染してしまう危険性がある為、発症が確認された個体はすぐに隔離し、水替えや薬浴で対応します。

調子がおかしい個体は群れから離れて1匹だけで泳いでいたり、体などに異変のサインを出している事が多々あります。その為、日頃からこまめに水槽を観察する事が大切になります。

水温・水質(pH)

22~28℃・弱酸性から中性(pH5.57.0

グリーンネオンテトラは混泳させる事も多いと思いますので他の魚の適温である26℃前後で問題ないでしょう。

水質も弱酸性から中性までであれば問題ないでしょう。水質が適切の場合、発色が特に良くなります。

ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

粒状の人工飼料でいいでしょう。あまり大きい粒だと食べられないので、生体のサイズに合わせて粒をさらに細かく砕いてから与えるなどして下さい。

また多くの熱帯魚が好む冷凍赤虫も彼らからすると少し大きいみたいですが喜んで食べてくれます。

テトラ系はお腹がいっぱいになっても目の前に餌があると食べてしまう為すぐにお腹がぷっくりしてしまいます。

肥満は寿命を縮める事にもなりますので、スマートな体型を維持させる為に2日に1回、少量を与えるくらいがオススメです。

元気な個体はエサに食いつくスピードがとても速く、逆に弱っている個体はエサを食べられない事がありますのでエサを食べていない個体がいないか注意して見ていてあげて下さい。

繁殖

繁殖難易度は非常に高い

水槽内での産卵が出来ない訳ではありませんが、グリーンネオンテトラの稚魚はとても小さくその育成がかなり困難です。

一般的な水槽内での繁殖は無理だと思った方がいいでしょう。

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ニューレッドゴールデン・ネオン

ネオンテトラの改良品種。黄金に輝く派手なボディが美しい種類。

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