クリスタル・レインボーテトラの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【透明感のある豪華なテトラ】

まず透明な体色が目を引くクリスタル・レインボーテトラですが、尾ビレの上側は赤く、下側は白に染まる非常に美しい種類で、腹部が虹色に輝く所も特徴的です。他カラシンと比べると飼育難度は高くなりますが、飼育し甲斐のあるカラシンです。

そんなクリスタル・レインボーテトラの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

クリスタル・レインボーテトラ

学名:Trochilocharax omatus(※流通名で記載する場合があります)

ペルーが原産のカラシンです。とても小さい種類のため、餌を与える場合は細く砕くなどして全体に行き渡るように注意する必要があります。

体長(サイズ)

約2cm

透明なボディが水草水槽などにとても良く映えます。キラキラとした発色が特徴で、オスはメスに比べて背ビレが伸長します。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

硝酸塩濃度を低く保ち、餌は小さいものを

クリスタル・レインボーテトラは他カラシンと比べていくつか飼育で注意をするポイントがあります。

硝酸塩濃度の低いキレイな水を好みますので、水質の変化には日頃から気をつけておく必要があります。

水質検査紙などで硝酸塩濃度が溜まっていないかチェックしましょう。

また、体が小さいため、大きな餌は食べられません。生餌の場合は小さなミジンコを、人工飼料の場合は細くつぶしてから与えるようにしましょう。

水温・水質(pH)

20~27℃・弱酸性から中性(pH5.57.0

クリスタル・レインボーテトラは多くの熱帯魚の適温である26℃よりも少し低い水温を好みます。が、他種と混泳させる場合は26℃が都合が良いと思いますので、26℃でも特に問題はありません。ただ高水温には弱いため、夏場などは水温が上がりすぎないように注意して下さい。

汚れた水(亜硝酸や硝酸塩の濃度が高い水)に弱く、新しい水を好みます。ろ過が十分に効くようフィルターなど環境を整え、水が汚れる前に水換えを行うよう意識的に水質を保ちましょう。

導入時の水質の変化にも敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

粒状の人工飼料でいいでしょう。あまり大きい粒だと食べられないので、生体のサイズに合わせて粒をさらに細かく砕いてから与えるなどして下さい。

また多くの熱帯魚が好む生餌も喜んで食べてくれます。その場合は冷凍ミジンコなど、小さなものを与えましょう。

テトラ系はお腹がいっぱいになっても目の前に餌があると食べてしまう為すぐにお腹がぷっくりしてしまいます。

肥満は寿命を縮める事にもなりますので、スマートな体型を維持させる為に2日に1回、少量を与えるくらいがオススメです。

元気な個体はエサに食いつくスピードがとても速く、逆に弱っている個体はエサを食べられない事がありますのでエサを食べていない個体がいないか注意して見ていてあげて下さい。

繁殖

繁殖難易度は非常に高い

水槽内での産卵が出来ない訳ではありませんが、クリスタル・レインボーテトラの稚魚はとても小さくその育成がかなり困難です。

一般的な水槽内での繁殖は無理だと思った方がいいでしょう。

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