ロタラsp.Hraを赤くする為に鉄分+αを追加!【30cmキューブ水草水槽23】

<水槽立ち上げから108日>

赤い水草、ロタラsp.Hraを後景右奥に植えてから約1週間。成長の早いロタラの特性に加えてCo2添加を増やした事もあり、伸びるスピードは結構速く、既に15~20cm程度に伸びてきました!

が、肝心の赤色はまだ出ておらず、先の方がほんのりオレンジになっている程度です。

それでも後景左奥のグリーンロタラと比べるとその色合いは明らかに違いますね。でもやっぱりショップの水槽で見たようなあの真っ赤なロタラに育てたい!という事で、その真っ赤なロタラを見たアクアショップに行ってきました。

前知識として「赤色の発色を引き出すには鉄分だ」という情報があった為、鉄分の液体肥料を追加するだけのつもりでいました。

で、実際はこう!

あれ?なんかいっぱい!!笑

これ実は店員さんと相談して色々検討した結果、買う事に決めた液体肥料達です!まず「水草の赤色を綺麗に出すのに鉄分は有効」という情報は間違いではなかったです。ですが店員さん曰く、「人間も健康に生活する為にバランスの良い食事を摂りますよね、水草も同じなので鉄分だけでなく必要な栄養素をあげる事をおすすめします。」と。

たしかに……!!「人間も食事の配分によって吸収を促進させたり抑制させたりしますよね、水草も鉄分をあげても他の栄養素が足りていないと鉄分の吸収も満足に出来ない傾向にあります。」と。水草達も生きている訳ですから人間と同じなんですね!

そもそもの話ですが、追肥(後から肥料を追加すること)する理由としては立ち上げ時には豊富にあったソイルなどの栄養が無くなってきた、水草の発色を良くしたい、環境を整えたいなど様々な理由があります。

やはりアクアリウムという人工的な環境の中では、自然界では当たり前に存在する栄養素など様々なものが足りなくなってしまうんですね。長期的な維持を目的とするのであれば、自然界の環境に近付けるのが一番だそうです。

(以下液体肥料は全てADAのものです)

まずはグリーンブライティ・ニュートラルK

植物が光合成をする際に必要となる3大栄養素「窒素」、「リン酸」、「カリウム」のひとつ、カリウムを補います。窒素はなにもしなくても水槽内に豊富に存在しますので、それ以外を肥料で補うという事ですね。

水草の成長が悪い場合、カリウムを添加する事で改善する事が多いです。カリウムは水草の光合成を促進させ長期維持を目指す場合、必須と言ってもいいものになります。以前出ていたブライティの改良版のようで、これはpHや硬度(kH)を上昇させないタイプなので安心して使用できます。

グリーンブライティ・ニトロ

これは主に窒素ですね。窒素が不足すると水草の葉色が薄くなったりするそうです。カリウムに比べると水槽内には窒素は豊富に存在していると思いますが、水草の成長が気になる方はプラスしてみてはいかがでしょうか。

またこれは藻などが増殖する原因となるリンが含まれていない為、安心して使用できます。

グリーンブライティ・ミネラル

これは栄養を効率よく補給する為のものです。

不足しやすい鉄分やマグネシウムなどの微粒元素を補給します。水草は成長する際にこの微粒元素を利用するので、これを添加する事により成長促進および発色も良くなる効果があります。

グリーンブライティ・アイアン

これは鉄分ですね。鉄分が不足すると水草の白化が起こる可能性が高くなります。鉄分を添加する事で、成長が促進され発色も鮮やかになります。

以上、4点でした!店員さん曰く「この4つがあれば大丈夫!」と仰っていたのできっと大丈夫でしょう!肥料添加をしてから効果が表れるのは大体2~3週間後のようです。

そして肥料を添加するタイミングとしては、照明が点灯し水草が光合成を始めるタイミングがいいそうです。(点灯と同時にオン!とか、あまりシビアにならなくてもいいと思いますが……笑)

ちなみに30cm水槽なら1日1回、照明が点灯する前後で「ピュッ」と、それぞれワンプッシュでOKだそうです。

……しかしそう考えると自然界って本当に素晴らしいバランスの上に成り立っているんですね。アクアリウムを始めてからいかに自然が素晴らしいものか、この小さな水槽から教えてもらっています。「全てはバランスの上に成り立つ」を肝に銘じて水草達にも愛情を注いでいきたいと思います。