バルーンハーフオレンジ・レインボーの飼い方・餌・繁殖・寿命は!?【色揚げでさらに美しく】

名前の通りボディの半分がオレンジに染まる美しいバルーンハーフオレンジ・レインボー。丸みのある体型が愛らしく水草水槽によく映えます。他のレインボーフィッシュ同様に、色揚げ用の餌を与え飼い込む事で非常に美しい色彩になります。

そんなバルーンハーフオレンジ・レインボーの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。

名前

バルーンハーフオレンジ・レインボー

学名:Melanotaenia boesemani var.(※流通名で記載する場合があります)

トウゴロウイワシ目のメラノタニエア科に分類される魚を総称してレインボーフィッシュと呼びます。この魚はメラノタエニア・ボエセマニーのバルーンタイプとなります。

体長(サイズ)

約5cm

レインボーフィッシュの特徴として鮮やかな色彩が魅力です。バルーンハーフオレンジ・レインボーは適切な水・餌で飼い込むと美しい発色を見せてくれます。

そして他と同様にメスはオスに比べてやや地味な色合いをしています。

寿命

約2~3年

飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。

特徴

色揚げ効果のある餌で体色を鮮やかに

レインボーフィッシュの魅力といえばやはりその鮮やかな体色です。光の当たる角度によって様々な色に見えるレインボーフィッシュは飼育がとても楽しい種類でもあります。

バルーンハーフオレンジ・レインボーは他のレインボーフィッシュと同様に色揚げ効果のある餌を与える事で、非常に美しい発色になります。飼育も比較的容易なので、是非じっくりと飼い込んでみて下さい。

性格も温和で混泳にも向いており、同サイズの温和な魚であれば問題なく混泳できるでしょう。ただ、発情期のオスは同種に対して気の荒い面を見せます。水草が繁栄した水槽で飼育し、隠れ家となる場所が豊富にある環境であれば問題ないでしょう。

水温・水質(pH)

20~26℃前後・中性(pH7.0

バルーンハーフオレンジ・レインボーはやや低めの水温、新しい水を好みます。

その為水替えをマメに行い、水質を一定に保ってあげると調子が上がります。

ただ導入時の水質の変化には敏感ですので、水槽導入時は点滴法などでじっくりと時間をかけて水合わせを行うようにして下さい。

餌(エサ)

人工飼料・冷凍赤虫など

粒状の人工飼料で問題ありません。また多くの熱帯魚が好む冷凍赤虫も喜んで食べてくれます。

また発色をさらによくする為、色揚げ効果のあるエサを与えるのもオススメです。

それだけ調子が体色に出やすい、分かりやすい熱帯魚とも言えます。

色揚げフードは様々なものが販売されていますが、バランスよく栄養を与えられるものがオススメです。

繁殖

水草が豊富な環境が適している

バルーンハーフオレンジ・レインボーは水槽内での繁殖が比較的容易です。

同種を単独飼育すると繁殖の確率がさらに高まりますが、発情期のオスは同種に対してやや攻撃的になる傾向があるので注意が必要です。

繁殖に成功すると水草などに粘着質のある卵を産みます。稚魚が生まれてからの隠れ家にも利用できるよう、水草が豊富に存在する環境がオススメです。

稚魚は小さめなので最初はインフゾリア等を与えて下さい。ある程度育てばブラインシュリンプに切り替えていきます。

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