スラウェシイエロー・ゴビーは鮮やかな黄色い体色が特徴的なハゼ(ゴビー)の一種です。愛嬌のある顔と、腹ビレを使って水槽内のオブジェクト(流木や壁面など)を器用に登る姿がとてもチャーミングで、飼育も容易な為、人気の高い種類です。
そんなスラウェシイエロー・ゴビーの飼い方・餌・繁殖・寿命など、必要な情報をまとめました。
名前

スラウェシイエロー・ゴビー
学名:Mugilogobius rexi(※流通名で記載する場合があります)
インドネシア中部にあるスラウェシ島が原産のハゼの仲間です。汽水環境が必要な他のゴビーと違い、本種は純淡水で飼育が可能です。
体長(サイズ)
約5cm
スラウェシイエロー・ゴビーはそこまで大きくなりませんので小型水槽でも飼育が可能です。鮮やかな黄色い体色が特徴的ですが、この黄色い発色は環境によって変化し、黒っぽくなったり白っぽくなったりする場合があります。環境に慣れてくると本来の黄色い発色に戻るため、飼育の方向性の指針にもなります。
寿命
約3年
飼育する環境による所が大きいですが、一般的な寿命です。
特徴
安定した飼育の為に十分な隠れ家を
スラウェシイエロー・ゴビーは温和な性格で、同サイズであれば他種との混泳も問題はないでしょう。
同種間では争うことがありますので、流木や水草など、隠れ家となる素材を多く入れてあげることが安定した飼育に繋がります。
水温・水質(pH)
22~26℃・中性~アルカリ性(pH7~8.5)
基本的に丈夫な種類なので病気にも罹りにくく、飼育はしやすいでしょう。
水質は中性から弱アルカリ性の水を好みます。導入時などの急な水質の変化には敏感ですので、水合わせの際は点滴法などでじっくり時間をかけて水に慣れさせてください。
餌(エサ)
生餌など
草食性が強く、人工飼料はあまり食べません。
自然界では石などに付着した藻や、微生物を食べています。水槽内でも茶ゴケなどの藻類を食べますが、ブラインシュリンプや赤虫・イトメなど生餌を好むため、たまに与えるといいでしょう。
繁殖
一般的な飼育環境化での繁殖は難しい
一般的な飼育環境下での繁殖は難しいでしょう。
その他の似た種類
光沢のある体色と赤いヒレが特徴的なハゼ(ゴビー)の一種。
青く輝く神秘的な体色が特徴的なハゼ(ゴビー)の一種。