アクアリウム用品のおすすめ総特集です!今回は<用具編>として、初心者の方にも分かりやすく「水槽メンテナンス」を行う上で最低限必要なものを基準に、それぞれのオススメグッズをまとめました。「掃除をもっと楽に出来ないの?」「メンテナンスに時間がかかって大変だ」などの様々な疑問・悩みを解決してみせます!是非ご覧ください!
アクアリウムの基本となる<素材編>はコチラ。
水替え
「水換え」はアクアリウムを楽んでいる日々で一番行う事が多い作業ではないでしょうか。環境によって水換えの頻度は変わってきますが、生体が多い水槽では3日に1回、適切な生体で飼育している水槽は1週間に1回、3分の1程度の水替えをして汚れた水と綺麗な水を入れ替える事で水質の悪化を防ぐ重要な作業です。そんな水替えをする際に便利な道具をいくつか紹介します。
まずは水替えに欠かせない水質調節剤です。これは定番ですね。水道水に適量加えて混ぜれば①カルキ抜き、②エラ・粘膜の保護、③重金属の無害化、④白にごりの除去、と4つの効果があります。1本で結構量が入っていてかなり使えます。僕もこれは常に常備しています。
プロホースは醤油チュルチュル、いわゆる灯油ポンプでおなじみのサイフォンの原理(水が高いところから低いところへ流れる原理)を利用したグッズです。水槽内にホースを突っ込み、排出ノズルをバケツに取り付けます。あとはポンプを手動で数回シュコシュコすると放っておいても水を勝手に吸い出してくれます!もちろん放っておくとバケツから溢れてしまいますので注意が必要ですが、かなりのスピードで水を出してくれるので一度使ってしまうとコレ無しの水替えが考えられなくなってしまうほど便利です!
このバケツも一度使ったら他のバケツは使えなくなっちゃうくらい便利です。新しい水を注ぎやすい注ぎ口、プロホースなどのホースを引っ掛ける事が出来るフック、タオルなどをかける事が出来る場所など、使っていると思わず「なるほど!」と言ってしまいます!ちなみにADAの公式動画でもちょくちょくこのバケツを使用している映像が確認できます。アクアリウムをするならこのバケツで間違いないでしょう。
また、水換えの時間を圧倒的に減らしたいなら自動式もオススメ!水槽の水を排出するのはもちろん、地面においた新しいバケツの水を水槽台の上に載っている水槽内へ送る、なんて事も簡単に出来ちゃいます。もう水の入った重いバケツを高く持ち上げる必要はありません。まさに革命!※ホースは別売りです。
水換え時に底床の掃除をする場合もあると思います。「中の素材をちょっとよけておきたい……」そんな時にバットが活躍します。したたる水も受け止めてくれるので少しの間素材を置いたりするのに使えます。また、流木や石に巻き付けた水草をトリミングする時にバットの上で作業をすると捗ります。
コケ取り
コケが発生する原因は様々(水質が安定している状態でもコケが発生する事はあります。)ですが、コケがあると見栄えが悪く水槽が汚く見えちゃいますよね。コケを取りたい場合はコケ取り用の生体(タンクメイト)を入れるのが自然で理想ですが、なかなかタンクメイトだけでは上手くコケ取りが出来なかったり、時間がかかる事もあります。「手っ取り早くコケを取りたい!」そんな時はコケ取りグッズであっという間にコケとオサラバしちゃいましょう!
まずはおなじみフレックスのスクレーパーです。ガラス水槽だけでなく、アクリル水槽にも使える安定で定番の商品です。水槽の角(四隅)も端を上手く使えば綺麗にこそぎ落とす事が出来ます。僕はこれをコケ取りはもちろん、底床のソイルや砂をならすのに使用しています。辺の長い部分でならして、尖った先で微調整……ってな具合で丁度いいくらいのサイズなんですよね。笑
カミソリがついたスクレーパーです。これはアクリル水槽だと傷がついてしまうのでガラス水槽でご使用下さい。ガラス面に平行に這わせるだけでみるみるウチに綺麗になっていく様は感動です。ただ水槽の角(四隅)はシリコンなど傷をつけてしまう可能性がありますので四隅付近は注意して下さい。僕は四隅はフレックスのスクレーパーか歯ブラシなどで磨いています。
ホース掃除
フィルターについている排出パイプ・給水パイプなどのパイプはもちろん、それらを繋ぐホースも水槽を維持していると汚れてきます。ガラス面が綺麗になってもパイプやホースが茶色く汚れていては台無しです。1~3か月に1回のタイミングで綺麗にしちゃいましょう!
ブラシの先端をホースの端から突っ込み、前後にホース内部の汚れをこそぎ落としながら綺麗にしていきます。この時ホースの中に水を通しながら掃除してあげると汚れがみるみるウチに流れ出ていきとても気持ちが良いです。単純な機能ですが効果は抜群です!ガラス系のパイプなどにも使えますが、元々割れやすいものなので注意して下さいね。
トリミング
伸びてきた水草をカットして長さを整えます。往々にして水草はトリミングをする事でさらに美しく、力強く伸びて増えていきます。(トリミングの頻度は水草によって異なります。)また、伸びた水草が水面を覆ってしまい照明の光を遮ることがないように適度な長さを維持する事が大切です。
ソイルや砂など底床を整える「サンドフラッター」、トリミング用の「ハサミ」は前景草などが切りやすいカーブタイプとストレートタイプが、「ピンセット」はストレートタイプ、カーブタイプと使用用途に合わせて2種類のバリエーションがあり、とてもお得な5点セットとなっています!
安いハサミなどにありがちな、かみ合わせの悪さや切れ味の悪さを解消したワンランク上のトリミング用ハサミです。(これでも十分安いと思いますが……)低価格の割にかなり評価が高く、コストパフォーマンスに優れた商品と言えます。材質はもちろんサビに強いステンレスなので長期使用も安心です。
トリミングをした後、水面に浮かぶ水草をネットですくいます。網目が細かく、小さなゴミなども取れます。また長さが自在に変えられるので水槽サイズに合わせて素早く伸び縮みが出来ます。もちろん生体をすくうのにも使えます。
その他
ハサミやピンセットなど、トリミング用の道具をかけておくホルダーです。水槽のフチに引っ掛けるものが多く、ツールへのアクセスがしやすくなっています。スタイリッシュで格好いいですが、ツールがほぼ剥き出しの為、お子さんがいる家庭などでは触らないよう注意が必要です。
生体の目立つフンや餌の残りなど、細かいゴミを吸い取るのに便利です。スポイトでチュッと吸い取るだけなので簡単で結構使用頻度が高いです。僕はCO2拡散器(パレングラス)の白い部分によくフンを落とされるのでほぼ毎日吸い取っています。(設置場所が悪い!?笑)
サテライトは水槽を拡張してくれる小型の水槽です。病気の魚や繁殖に成功して生まれた稚魚など、急遽隔離が必要になった時に持っておくと便利です。サテライトのメリットとしては、同じ水槽の水をそのまま利用して拡張するので水合わせなど面倒な事はいりません。万が一の為に慌てる事がないように一つくらいは用意しておくと安心できます。
水回りの拭き掃除は全部こいつにおまかせ!吸水力がハンパなくグングン水を吸ってくれるので、よく大量に水をこぼす僕の強い味方になっています!乾くと固くなりますが、濡らせばまた柔らかくなります。
ふと見たら思いの外温度が低かったりすること、めちゃくちゃあります。ヒーターがついていれば心配ありませんが、水槽の温度管理に直結する事になりますので、部屋の温度には日常から敏感にしておきたいものです。
まとめ
ここまで様々なアクアリウム用品(用具編)を紹介してきましたが、お気に入りのものは見つかったでしょうか!?普段のメンテナンスをもっと楽にしてアクアリウムを目いっぱい楽しんじゃいましょう!
それではまた!