ブラックウォーターが簡単に作れる「ヤシャブシの実」と「マジックリーフ」を入れてみる!【金魚鉢ベタ水槽5】

「ベタを飼育するならブラックウォーターで!」なんて言葉を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。ブラックウォーターは”自然界に近い水質を再現する”とあって、生体本来の美しさを引き出すことに期待ができます。

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今回はブラックウォーターを簡単に作れると評判の「ヤシャブシの実」と「マジックリーフ」を実際に試してみました!

ヤシャブシという樹木の実です。

まつぼっくりみたいです。自然のものなので当然ですが大きさはバラバラです。

これも買っちゃいました。「ベタに最適」というシールがあれば買わない訳にはいきません。アンブレラリーフまたはマジックリーフと呼ばれるもので、いわゆる枯れ葉です。

なんとハート型が混じっていました!他の枯れ葉を見ても分かるように、おそらく大きい葉を小さい葉っぱの形に切り抜いたのでしょう。その過程でハート型も作ってみた、という事でしょうか。可愛いのでコレはアリです!笑

では、早速入れていきましょう!

まずは「ヤシャブシの実」。実の大きさにもよりますが、箱の裏の説明書きに「10Lに対して1個」と書いてありました。金魚鉢は10Lもないので、入っていた中からなるべく小さな実を選んで投入しました。

浮いています。(投入直後は浮きますが、放っておけば沈むようです。)

続いては……

裏の説明書きに「1Lに対して1枚、多く入れても問題ありません。」と書いてありました。ヤシャブシの実を入れた事もありますので、pHが下がりすぎないよう、3枚を入れることにしました。

こちらも浮きますが、自然に沈んでいくようです。

入れた直後、ベタちゃんが近づいて来ました。

興味津々の様子。ベタは水面に泡で巣を作るバブルネストビルダーです。浮草やこうした枯れ葉があることで、ベタの巣作りも捗る事でしょう。(相手はいませんが……)

という訳でベタ水槽のブラックウォーター化計画を実行してみました!果たして快適な環境になるのでしょうか!?しばらく様子を見てみます。

ヤシャブシの実とは、カバノキ科ハンノキ属に分類される植物「ヤシャブシ」の球果で、タンニンを多く含むものとして知られています。こちらも「アンブレラリーフ」と同様に水槽内にいい影響を与えてくれます。

タンニンは陽イオンと結合しやすい特性があり、マグネシウムやカルシウムと結合します。その為、軟水を保ちながらpHをゆっくり下げてくれます。

また、殺菌効果もあり、魚の病気の予防やカビの発生を抑制する効果もあるので非常に心強いアイテムです。これを水槽に沈めておくだけでブラックウォーターの環境に近づける事ができるため、アンブレラリーフと同様に人気があります。目安としては「60cm水槽で2~4個程度」です。

「アンブレラリーフ」または「マジックリーフ」とも呼ばれ、水面に浮かべるだけの手軽さから愛用者の多い素材です。いわゆる「枯れ葉」ですね。

これには抗菌作用があり、浮かべておくだけで弱酸性の軟水を維持してくれる優れもの。目安としては「60cm水槽で2枚程度」ということなので、小さな水槽の方はちぎって使えば長持ちしそうですね。素材のない「ベアタンク水槽」でアロワナなどを飼育している方にもオススメです。