水流が弱く濾過もしっかり出来る?ベタ水槽に最適なフィルターとは【金魚鉢ベタ水槽8】

冬に備えてヒーター付きの30cm水槽に引っ越しをしたベタまる。水の透明感がなく白濁りのような水になってきたのでフィルターを導入したいと思います!強い水流が苦手と言われるベタですが、どんなフィルターがいいのか……ってことでフィルター導入編です。

冬に備えてベタを金魚鉢から30cmキューブ水槽にお引越し!ヒーターも忘れずに!【金魚鉢ベタ水槽7】

前回無事30cm水槽にお引越しできたベタまるですが、薄モヤがかかったような水の透明度が気になります。

「ベタ水槽にフィルターを入れよう!」となった訳ですが、ベタは強い水流を嫌うとされています。特に鑑賞性の高いベタに強力なフィルターで強い水流を与えてしまうと、美しいヒレをボロボロにしてしまったり、ストレスを与えてしまう可能性があります。

そこで、出来るだけ弱い水流で水を綺麗にしてくれるフィルターがあれば……と思いました。フィルターと言っても様々なタイプがありますので、順番に見ていきます。

まずは30cm水槽などの小型水槽にオススメの外掛けフィルター

水槽のフチに引っ掛けるタイプで、メンテナンスが簡単でろ過力もそこそこですが、ろ過した水が上から落ちて来る滝のような構造になっているため、どうしても水流は強めになってしまいます。流れ出る水の量を調整出来るものもありますが、やはり出来るだけ水流を起こしたくない……。

同じ理由で上部フィルターも候補から外れます。

外部フィルターはろ過力は超強力で排水パワーがすごい為、水流はかなり強くなってしまいます。排出口に水流を弱める対策を施す事もできますが、今回はベタ1匹の簡易水槽なのでコチラもお見送り。(他にも生体がいたら考えたかもしれませんが。)

つづいて「水流が弱い」事で気になったのが、底面フィルターです。

水槽の底に敷くタイプのフィルターで、ろ過力もしっかりしており、水槽内をスッキリと見せる事が出来ます。底面から吸い上げた水をチョロチョロと流すというシンプルな構造で、排出口が水平になっているのもポイント高めでした。

調べてみると、ベタを底面フィルターで飼育している方も多いようで、「これはいいのでは……?」と思いましたが、今回導入するベタまるの水槽の底床は「」でした!

ソイルであればいいのですが、かなり粒の細かい砂の為、底面フィルターが目詰まりを起こしてろ過力を低減させる可能性があります。また、目詰まりのこともありますが、砂で底面フィルターを使用する場合、メンテナンス性がかなり悪そうに思えました。

メンテナンスが簡単に出来るという事も、良い環境を安定させる為に大事なポイントですからね。底面フィルターは、底にソイルを敷いている方にはオススメできるフィルターですね。

次に気になったのがスポンジフィルター

これもかなり良いように思えました。セットは簡単そうだし、メンテナンスも簡単そう。吸込口がスポンジになっているので、ビーシュリンプや稚魚の飼育時に良い(生体を吸い込まない)かもしれません。

そう、今回スポンジフィルターと迷った結果買ったのは……

投げ込み式フィルターです!!

このブログでも何度か紹介したこのフィルター、水槽内にそのまま放り込む(置く)という投げ込み式フィルターで、しっかりとしたろ過力が魅力です。

低価格でありながら使用感は素晴らしく、水はかなり綺麗になります!「水槽内の景観を損ねる」という意味では微妙ですが、ベタ1匹の30cm水槽はかなり広いのでいいでしょう!最後はやはり水作さんに頼ってしまいますね。笑

早速水槽に入れてみました。

別売りのエアパイプユニットをつけることで、水中に水流を作らず、水面に自然な水流を作る事が出来ます。また、水面を波立てないよう排出口を水槽壁面に向けています。

このフィルター、上のスポンジは定期的に交換する必要がありますが、下に砂利が入っています。

この砂利にもバクテリアが定着するため、「せっかくスポンジにバクテリアが定着してきたのにフィルターを交換しちゃったらバクテリアを捨ててるようなものじゃん!」と思う方にもオススメのフィルターです。

 

ヤシャブシの実、マジックリーフの効果で水が茶色くなっていますが、水の透明度はフィルター導入後の方が確実に上がっていることが分かると思います。

水中の水草はまったく揺れません。水面は穏やかな波紋を描いています。

ちなみにこのフィルターやスポンジフィルターなどは「エアポンプ」が必要になります。

フィルターに送る空気の量を調節するダイヤルが付いていますので、水流の調整が可能です。

※自分はこのポンプで水流を「最弱」にして使っています。

澄んだ水でベタまるもニッコリ、それを見る自分もニッコリです!

そして意外と結構な頻度でフィルターのそばに近づいて、気持ちよさそうに辺りを泳ぐベタまるを見て、「ベタと言えどもちょっとくらい水流があった方がいいのかも」と思いました。

ベタ水槽にどんなフィルターを導入しようか迷っている方、参考になれば幸いです。