ペット用品を数多く販売するスペクトラムブランズジャパンのブランド「テトラ」の外掛けフィルター「AT-30」のレビュー(評価)記事です。
良い点・悪い点を含めて詳しく紹介していきます。
「簡単にろ過をしたい!」と考えている方にもオススメなテトラの外掛けフィルター、参考になれば幸いです。
商品概要
「AT-30」は汚れた水をろ過して綺麗な水を供給するろ過装置(フィルター)です。”日本で一番使われている外掛けフィルター”として多くのアクアリストに支持されるフィルターで、コンセントを差すだけで使えるその簡易性が受け、多くの人に支持される人気商品です。
また、専用ろ材のバイオパックジュニアがついている為、開封してすぐに使えます。
サイズ(幅×高さ×奥行き):125mm×190mm×95mm
重量:420g
良い点
・水槽のフチに引っ掛けるだけの簡単ろ過
テトラの外掛けフィルターが人気なのはやはりその簡便性の高さでしょう。様々な水槽サイズに対応した多くのラインナップがあり、このAT-30は、主に20cm~36cm水槽に適合するフィルターです。
ろ過力を求める方はワンサイズ上のフィルターにするといいでしょう。ただ、水流もその分強くなりますので環境に合わせて選択して下さい。
ろ材は専用のバイオバッグを使用します。AT-20とAT-30でバイオバッグジュニアを使いまわしに、AT50とAT-60(AT-75W)でバイオバッグを使いまわしに出来ます。
簡単な組み立て(数分)を行い、ろ材のバイオバッグジュニアを入れたらあとは水槽のフチにかけてコンセントを差すだけで動きます。超簡単です。
・メンテナンスが楽
上の蓋を開けてバイオバッグジュニアを交換するだけ。メンテナンスにかかる時間は数十秒です!交換頻度は飼育する生体や環境によって異なりますが、僕は1~2週間に1回交換していました。
汚れてくると白いろ材(バイオバッグジュニア)が茶~黒に変わってくるので、交換のタイミングは一目見れば分かります。またろ材交換の際もまったく手を汚さずに出来ます。
・流量が調節できる
簡易的なフィルターながら、ちゃんと流量まで調節出来ちゃいます!つまみをひねるだけで水流の弱~強が調節出来るので、お好みの流量に簡単にセッティングする事が出来ると同時に、エサをあげる時だけ流量を少なくして魚が食べやすい流量にするなどの一時的な変更も簡単に出来ます。
悪い点
・ランニングコストが高い
専用のバイオバッグジュニアは使い捨てです。使い方が簡単な代わりに、ろ材を買い続けなければいけないので長く使えば使うほど高くなっていくことになります。
・生物ろ過が弱い
「ろ材にバクテリアがついてきた頃かな……」そんな時にろ材の交換のタイミングがやってきます。ろ材の交換すなわちろ材を捨てる事になり、大事なバクテリアを捨ててしまう事になります。
つまり、このフィルターはほぼ物理ろ過(フンやゴミなどの除去)に特化したものだと思っていいでしょう。そんなフィルターですが、工夫次第で生物ろ過を強化する事が出来ます。
こういった追加ろ材を隙間に入れ、バクテリアの住処とします。バイオバッグは交換しますが、この追加ろ材はそのままです。
こうする事でバクテリアが行ってくれる生物ろ過の能力は維持したまま、フィルターの機能を最大限高める事が出来ます。※AT-30の場合は中のろ材を少し抜かないと隙間に入らないので微調整が必要です。
<まとめ>
小型水槽でのメインフィルターとして、大型水槽でのサブフィルターとしてもおすすめ!
小型水槽なら全然メインでいけちゃいます。ちょっと改造して追加ろ材をいれれば生物ろ過もバッチリできますからね。なによりろ材の交換が簡単で、手間がかからないのが一番のメリットでしょうか。
以前、病気になった魚を隔離水槽に移した際など、一時的に使用するフィルターとしても使いましたが、セッティングが非常に楽なのですごく便利でした。不要になったら簡単に取り外しもできますからね。
ただやはり生物ろ過が弱い部分がありますので、追加ろ材や少し改造をして強化してあげるとさらによくなります。
外掛けフィルターを改造して水槽のろ過能力をパワーアップさせる方法はコチラをご覧下さい。
また、大型水槽などでろ過不足に陥った際、サブフィルターとしても使えそうです。フィルターは設置や取り外しが大変なイメージですが、これからものの数分で設置や取り外しが出来るハズです。
非常にお手軽な売れ行きNo.1の外掛けフィルター「AT-30」を是非使ってみて下さい。