レイアウト水槽で欠かせない「流木」の種類とその特徴について【熱帯魚・アクアリウム】

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ある人にはゴミのように見える枯れた木が、アクアリウムの世界では水槽を彩る貴重な素材として重宝されています。同じものが2つと無い、いわゆる“一点物(いってんもの)1点モノ”の流木は他に替えが効かない事もあり、高価な値段でも人気があります。

ここではアクアリウムに欠かせない存在である「流木」の種類やそれぞれの特徴についてお伝えします。

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流木とは……

流木は山の木、またはその一部が、土砂などと共に下流へ流れていき、川や海にたどり着いたものです。海岸沿いで浜辺に打ち上げられた流木を見た事がある方も多いのではないでしょうか。流木自体はそれほど珍しいものではありませんが、水槽レイアウトに使用できる流木ともなると、やはりショップなどで販売されている中から気に入った形のものを選ぶ方が手っ取り早く安全です。

※拾ってきた流木をそのまま水槽に入れるのは絶対に止めましょう。(理由は後述します。)

流木のアク抜きについて

ショップなどで販売されているものには、【アク抜き済み】や【煮込み済み】と表記があるものがあります。アク抜きをしていない流木や、煮込んでいない流木を水槽内にそのまま入れると「タンニン」という成分が水中に溶け込み、水が茶色くなります。こうした現象を防ぐ為に、予め流木を煮込み、アク抜きをする訳です。ただ、このアクが必ずしも悪い訳ではありません。魚によっては住みやすいブラックウォーターを作る事ができますので、見た目の好みや、飼育する生体によって【アク抜き済み】か【何もしていない】流木を選ぶといいでしょう。

流木の種類(形状)と特徴について

枝状流木

枝状流木はそのままでももちろん使えますが、複数を組み合わせて茂みを作るのに向いています。アマゾンの奥地のようなイメージで水草が生い茂ったレイアウトを目指す方にオススメです。ひとつひとつが細い枝状になっているので気に入った形の流木がなくても枝状流木を好みの角度で組み合わせて狙い通りの流木の形に近づける事が出来ます。枝状流木の隙間から多様な水草が顔を出せばアマゾンのような雰囲気がグッと高まります。

また、ウィローモスなどを巻きつけることで自然界に存在するようなリアルな流木を作る事もできます。自分で巻くのが面倒だ、という方は既にウィローモスが巻かれた流木も販売されています。「無農薬」のウィローモスであれば水質にデリケートなビーシュリンプ水槽などにもすぐに導入出来ます。

塊状流木

塊状流木はその名の通り「塊」になった流木です。枝状流木と比べてそれ一つで存在感があり、いくつかを組み合わせる事でレイアウトの脇役として水槽にアクセントを加える事が出来ます。サイズ・形によってはレイアウトの主役になれることもあります。アヌビアス・ナナなどの水草を活着させてもいいですし、穴や空洞が空いていればエビや小型魚などの隠れ家にもなります。設置するサイズによっては生体同士の住み分けを可能にし争いも防ぐ事が出来る為、多種を混泳させたい方にオススメです。

【一点物】流木

いわゆる「一点物」と名がついた流木は、それひとつでレイアウトの主役を張れる流木としてショップも自信を持って販売しています。気に入ったサイズ・形の流木と出会えるかは「一期一会」です。流木からレイアウトのイメージが湧いてくる事もあるのでショップで色んな流木を眺めているだけでも楽しいですね。「一点物」の流木を使用する場合は流木を思いっきり目立たせるようなレイアウトがオススメです。レイアウトにトコトンこだわりたい方にオススメです。

拾ってきた流木を水槽に入れてもいいの?

自分好みの流木を求めて……山へ、海へと流木を探しに行く熱いアクアリストの方もいると思います。ですが、拾ってきた流木をそのまま水槽に入れるのは絶対に止めましょう

細菌や虫・カビなど、水槽内の環境を壊してしまうものが付着している恐れがあります。気に入った立木を見つけてどうしても入れたい場合は、流木がしっかりと浸かる大きな鍋などで数時間煮込みアク抜きを行ってからにしましょう。(拾ってきた時点で濡れている場合は自然乾燥させてからの方が良いです。)

また、海岸などで拾ってきた流木は塩分が多量に含まれており、この塩分はアク抜きをしても綺麗に抜けるものではありません。水槽に入れると塩分濃度が高くなる可能性があるので海岸などで拾ってきた流木を入れるのは止めておいた方が無難です。

そういった意味で、流木を入手するならアクアリウム用として販売しているショップで買うのが安心だと思います。

また、長時間になりがちなアク抜き作業を縮めてくれる便利グッズもあります。

流木が沈まないんだけど……

ショップなどに置いてある流木は乾燥している事が多いです。通販などで買った流木も基本的には乾燥しているはずです。乾燥している流木は流木内に空気がたっぷり含まれており、そのまま水槽に入れても浮いてきてしまう場合があります。流木が沈まない場合の対策については以下記事を参考にして下さい。

まとめ

アクアリウムで使用される事の多い流木の種類(形状)を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。レイアウトを作る上で重要な要素を占める「流木」。自然界では当たり前に存在している流木は、水槽に入れるとやはり”自然感”がグッと高まり、美しいレイアウトになると思います。

サイズ、形など本当に様々ですが、是非じっくりとお気に入りの流木を探してみて下さい♪