水作の投げ込み式フィルター「エイトコア M」のレビュー【水槽のろ過と酸素供給に】

汚れ・アンモニア・亜硝酸を素早く強力に吸着し、分解や除去を行い綺麗な水を作ってくれる水作の水中フィルター「エイトコア M」のレビュー(評価)記事です。

良い点・悪い点を含めて詳しく紹介していきます。

「ろ過のメンテナンスが面倒くさい……」と悩んでいる方にもオススメな水作の投げ込み式フィルター、参考になれば幸いです。

商品概要

「エイトコア M」は水槽内の汚れを吸着しろ過をして綺麗な水にする事を目的とした水中フィルターです。このフィルターはエアリフト式となっており、エアポンプと接続して使用する商品です。この商品はフィルターのみですので、空気を輸送するチューブや、空気を吐出するエアポンプなどが別途必要です。

投げ込み式フィルターと組み合わせて使うエアポンプのオススメ「エイトコア M」のレビュー記事も合わせてご覧下さい。

水作の投げ込み式フィルター「エイトコア M」のレビュー【水槽のろ過と酸素供給に】

サイズ(幅×高さ×奥行き):92mm×125mm×92mm

重量:283g

「エイトコア M」の他にもいくつかシリーズがあります。詳細は以下の通りです。やはり吐出量の調節ができる3Sまたは2Sがオススメです。

水作エイトコアの種類と性能比較

機種 適合水槽(水量)
エイトコア ミニ (5リットル以下)
エイトコア S 30~40cm以下(23リットル以下)
エイトコア M 40~45cm以下(35リットル以下)
エイトコア L 45~60cm以下(55リットル以下)

良い点

・ろ過とエアレーションが同時にできる

このフィルターのメリットはやはりろ過とエアレーションが同時に行えることでしょう。エアポンプと繋いだチューブをこのフィルターに差し込むだけで使用できます。

ろ過の仕組みとしては、エアポンプから放出された空気がチューブを通りフィルター下部に移動します。その際に周辺の汚れた水を吸い込みながら、砂利およびスポンジを通りフィルター上部から放出される、という流れです。

また、フィルター上部から放出される空気は水面で弾け、酸素供給の役割も果たします。簡単な原理で手軽に導入できるので、ろ過をしながら酸素供給もしっかりと行いたい生体(金魚やメダカなど)にも特にオススメです。

・汚れが見える

フィルター本体のケースが透明になっており、中にある白いスポンジフィルターが見えます。

(スポンジ部分が茶色く汚れています。)

外部フィルターだと「そろそろスポンジが汚れているかな?」と勘で開けないといけませんが、このフィルターなら常に汚れ具合が確認出来る為、交換のタイミングが分かりやすくなっています。ろ材の交換も、ワンタッチでスポンジ部分の取り外しが出来ますのでメンテナンスにかかる時間もほんの少しです。

・オプションが豊富

エイトコアシリーズはオプションも豊富です。ボトムプレート(底面フィルター)を接続しさらにろ過を強力にしたり、パイプユニットを取り付ければ水しぶきを発生させず、水面に自然な水流を作る事が出来ます。個人的なオススメはパイプユニットです。

悪い点

・水槽内で場所を取る

水中フィルターなので当然と言えば当然ですが、フィルターを水中内に設置する為その占有面積はなかなかのものになります。

(設置してある水槽はおよそ横幅30cm、奥行き15cm程度です)

写真のようなシンプルなレイアウトだとかなり目立ちますね。いっその事「汚れの確認は横からする」と決めて、フィルターの前面に流木や水草などを設置して本体が見えないように隠してしまうのもアリだと思います。

<まとめ>

手軽にろ過をしたい方に・緊急時の一時的なフィルターとしてもオススメ!

水作は低価格で高品質のものをいくつも出しており、ユーザーからの評価も非常に高いメーカーです。この水中フィルターも低価格で高い性能を発揮してくれますので非常にコストパフォーマンスに優れた商品と言えます。

水槽内での専有面積が結構あるので見栄えは悪くなりますが、ろ過としっかりとしたエアレーションをまとめて行えるので手軽で簡単な為、初心者の方にもとても扱いやすいフィルターです。

また、病気の魚の隔離時など緊急時の一時的なフィルターとしてもオススメです。見栄えを気にしないのであればこれほど手軽なフィルターはありません。通常使用しているフィルターだけではろ過が追い付かない場合、このフィルターを追加で導入する、といったろ過強化目的での使用もアリです。

“魚づくりは水づくり”というキャッチコピーで綺麗でクリアな水を作る事を掲げる水作の水中フィルター、是非この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。